業界の歪みと面白い企業との出会い(Day9)

今回のプロジェクト・マネジメントコース4人のテーマは
「自分にあった冒険」

それに近しいコトを既にやっている企業はどこかリサーチをかけると、
『asoview!(アソビュー)』というサービスが目についた。

「ワクワクをすべての人に。」というミッションを掲げ、
体験型レジャーの提供業者とユーザーを繋いでいる。
さすがリクルート出身の社長が手がけるビジネスモデルで、
「リボンモデル」となっている。

リボンモデルについては、下記にBCG日本代表の杉田氏が
あったので、参考に記載しておきます。
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/141610521_2.html

現在約380種類の遊びカテゴリーと、約4200施設、約15000プランを
扱うまでに拡大している。見れば見るほどやってみたくなる
写真も多くあり、サイトを閲覧しているだけでワクワクしてくる。

昨年友人の結婚式の2次会で体験型ギフトが当たったのだけど、
やはり今は普段やらないコトを体験することに重きが置かれているし、
物質的豊かさが満たされた現状だと、体験に移行している現状は
至極当然の成り行きだと思う。

自分自身も、お金の使い道が、『旅行』、
特に、世界に2箇所でしか観られない火山の炎を観に行く、
ジンベエザメと一緒に泳ぐ、洞窟を探索等、
より体験を重視したものになっているのも、

ただ写真と同じ景色や建築物を観ることへの

価値が少し下がってきているからだと感じた。

そういう意味でも、2011年から「体験」、「遊ぶ」に着目したのは
とても早く、素晴らしい着眼点だと思う。

特に、これまで観光事業者が、集客や顧客対応等の本業外のことを
全てフルでやり続けなければならず、
自分たちのコンテンツに集中できなかった。

その「歪み」を上手にビジネスにしており、有力VCも投資、
現在売上10億円以上※というのは流石だと感じた。

※実際このサイトを通じての流通金額は100億円程度?で、

ビジネスモデルは手数料収入(10~20%程度)

また、今年1月より奄美大島の観光活性化のために、
JTBとDMO向け販売管理システムを提供しており、
現在のサステイナブルな流れにも乗っており、
当分は事業拡大していきそうで面白い事業、会社だと思った。

今回、私たち4人チームが企画、プロト作成し、
テスト真っ最中なものは、「冒険」をデザインしており、
asoviewと直接は競合するサービスではなく、
むしろasoviewの1つのプランであると思われる。

 

[本コースメンバーでの検討の様子]

特にドラマやアニメにありそうな典型的な
「お父さん」をターゲットにしているので、
そのお父さんの取り巻く環境と内心の「歪み」を
どう満たしてあげるのかが、重要な論点になりそう。

この点について、個人的な発見は、インサイトについてで、
業界の非常識、且つユーザーの常識を探るのだけど、
検討している業界の素人である自分たちが
「当たり前」と感じるものになったのだけど、
業界の人はそれについて考えたことがなかったという。

業界の人だからこそ、決められたKPIや視点で
考えることに慣れており、一般的な視点が抜けているということで、
個人的には、インサイトって素人も「確かにそうだよね!」と
言語化されていなかったものになるかと考えていただけに、
「インサイト」という言葉に対するハードルが下がったように思う。

ところで、もう1つ、実際に事業として営む場合、「継続性」は
大切なポイントだと感じる。

asoviewは、全国の「体験」を繋いでいるため、季節に関係なく、
レジャーシーズンとの繁閑差はあっても継続的に事業可能。

サービス一本で勝負する場合、素人ながらの視点でいうと、
できるだけ季節(むしろ4季折々の季節感を楽しめ)を選ばず、
新規を一定数流入させ続け、リピーターやリピートまでの回転率を
上げられるように仕立てる必要があるように思う。

そういった点では、初回の満足度の高さと飽きない工夫が
勝負のポイントで、

毎回体験が異なることや熟達していくこと、
「子どもが何度でもいきたい」ということ、
そして、ある種の健全な中毒性(癒やしや、面白み等)など、
いくつかの要素を盛り込み、

一発企画で終わらないコトをデザインしていければと思う。

投稿者: 北村 嘉崇

デザインシンカーの卵。この4ヵ月を通して、一気に国内随一のデザイン思考の使い手となるべく、必死にトレーニング中!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です